好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

枯草の根

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出会うのが遅かった、陳舜臣(ちんしゅんしん)。
たまたま知人から借りた「琉球の風」(3巻)を読んで、陳舜臣って面白い(名前だけは知ってた)と調べたらなんと、まさかまさかの自分の好きなジャンル推理小説三冠受賞作家とは。小さい頃は江戸川乱歩(「怪人二十面相」など)を読みふけっていたなど親近感。

沖縄で一番大きな本屋で「玉嶺(ぎょくれい)よふたたび」(第23回日本推理作家協会賞)は手に入ったが、あとの2冊は版元にも在庫なし、一つは絶版だと。
ならばと通販Amazon.comで中古本を1円で購入、「枯草の根」(第7回江戸川乱歩賞)、「青玉獅子香炉(せいぎょくししこうろ)」(第60回直木賞)。

あちこち読み回されたんだろう、ボロボロのカバー。ま、本の中身が変わる訳ない。
「玉嶺よふたたび」と「枯草の根」を読み終えた。陳舜臣のこの、才能!さすがさすがだ。

・・・今日は週末だけど(週末は何もなければもともと休みにしてる)、観光の仕事が入ってないからタクシーは休むか。先月は、なんと昼勤売り上げ驚異の会社トップ。別に売り上げを意識してることは全くない。たまたま観光ガイドが続いて終わってみたら結果がそうなっていただけ。今月も途中だけど自分の中では売り上げはすでに十分だ。

もう一冊の「青玉獅子香炉」を読もう。陳舜臣、出会いが遅かったって事はないか。枯草は枯れても、地中に深く張った根はかえってもっと強く生き続けようとする。