好奇心

ポイント制の競技はやっかいだね～。体操やシンクロナイズド・スイミングなど、どれも同じにみえるから困る。集中力のこめられた目つきや、息を止めたくなる緊張感などもポイントに入るんだろうか。なら、みんな差はない。「たまに、明らかにこれは凄い、と思うのもある、が、これが金メダルとはならないから分からないもんだ。僅(わず)か」の差が見えない。

馴染みのない競技も楽しみ。今回のフェンシングなど、ちょっとルールーが分かっただけでも一歩前進。卓球やアーチェリーなど･･･んっ、みんな日本がメダルにからんでる競技か。ま、これもスロー映像のおかげだろう。紙一重の差がわかってその凄さがはじめて分かる。これまでになる選手の血のにじむような努力がスローモーションのように伝わってくる。緩と急、静と動の使い分け。悪魔のように大胆に、天使のように繊細で・・そんな言葉を思い出す。

 

個人というより「チーム日本」というのが目立つ。男女ともの水泳メドレー、アーチェリー、卓球、フェンシング･･･金にはもう一歩でも、敢えてメダルにこだわるなら、チームワークでは金だ。ちょっと変かもしれないけど、世界遺産に登録されなくても(メダルはなくても)、富士山は日本一の山だ、遠く離れていてよく分かる。サッカー「なでしこジャパン」、「さむらいジャパン」とも残っているのも嬉しい。どうなるかなぁ･･。テニスのマレー(英国)、フェデラー(スイス)を破っての優勝、ボルト(ジャマイカ)の９・６秒台での連覇・・それぞれの国に伝説、歴史が作られていく。

 

９ヶ月の旅をへて今日NASAの火星探査機「キュリオシティ（Curiosity、好奇心）」が火星に着陸する予定。ここは「チーム地球」の世界だ。好奇心は尽きない。