好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

1984ロス・オリンピック柔道

イメージ 1これまでのオリンピックで記憶に残るのは、迷わず柔道の山下だ。初戦でいきなりふくらはぎ肉離れ、本人は悟られないように引き上げたが、足を引きずりながら戻る姿は痛々しく、誰もがこれは山下のメダルはなくなったと思った。ところが、相手の体が崩れた一瞬をとらえて「寝技」で1本を取り続けた。決勝のエジプトのラシュワン戦も同じ寝技で破った山下は、畳の上で号泣した。表彰台に登る山下に手を差し伸べ手助けしたラシュワンには後にオリンピック・フェアープレー賞が与えられた。1984年8月ロス・オリンピックの出来事、・・・翌9月にユウが誕生(笑)。
今日の女子柔道70キロ、独の無名に近いシエレが準決勝で中国の選手(チン・ヒ)を破ってのあの喜びように、その場面を思い出した。終了後、喜びのあまり柔道の「礼」も忘れて畳をおりたのは、指導!だけど。
 
しかし、「礼」、「綺麗な柔道」がなくなったと思う日本人は多いだろう。レスリングや格闘技ばりの関節技、指導、有効、効果などのポイント狙いで審判の関心を引く試合運び。↑中国チン・ヒの柔道。2名の選手の鼻をぶち抜くのがパンチやヒジの偶然か?ボクシングじゃあるまいし。中国コーチのギャーギャーと唾や鼻水を飛ばすような声も、聞くに耐えない。コーチは「待て」の間しかアドバイスしてはいけないのが柔道ルールだ。実際数名のコーチが退場を受けているが、なんでこのコーチが退場にならなかったのか。・・・やめよう、柔道の話になると、熱くなり過ぎる(笑)。