赤い指

本読み回しサークルから集まっていた本を１冊１冊消化していく。読み終わるまで止められないという本にあたると、これはもう幸福至極だ。日曜・祭日は基本お店を開けることにしているが、今日は鍵掛けて本読みざんまい。

しかし、なんだね東野圭吾や宮部みゆきには、はずれは少ない。

 

ノブヒロという昨日将棋で優勝した友人が持ってきた中に「赤い指」（東野圭吾）が。「これ、夜寝られなくなるよ」と一言。よくぞあらすじを一言も言わずに置いていってくれた。一気でしたよ。

２転３転のどんでん返し、に、最後のペーソス溢（あふ）れる締め。さすがでした。寝られなくなったよ。

本の押しつけはあまりやっちゃいかんけど、ノブヒロ～、小さい声で言うけどサー、この本、将棋大好き真助に読ませてあげたいもんだね。最後の１ページにたどり着いたとき、思わず唸るはず（笑）。

「見事に詰みだ。親父の勝ちだよ。よかったな」･･･。

（ペーソス：物悲しさ。哀愁）