好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

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スーパーマーケット、待機中用のおやつを買っていざ空港へ、と、若者がトントン、「いいですか~?」 ちょっと飲みすぎたのか、朝酔いが残ってそうな若者。「いいですよ~、どうぞ。」 「与那原の東浜(あがりはま)へ」 ガーン、長距離だ~!

イメージ 1作家乙川優三郎の本、18冊完読。一人の小説家の本を集中して読み尽くした~と感じるのは・・・彼で5~6人目くらいかな。その乙川が尊敬してやまないという山本周五郎とはいったいどんな作家なのか。手元の本棚に一冊あってパラパラめくった・・・あ、そういう本だったか・・・あまりこれという印象が残ってない。

山本周五郎直木賞を辞退した(1943年)という「小説 日本婦道記」を買ってきて読んだ。
・・・一気だった。なるほど、乙川が尊敬してやまないという意味が少しつかめた。乙川の小説に出てくる女性は(18冊すべてに例外なく登場してくるが)その忍耐強さ、凄さ、その内に秘めた神々しさはいずれも間違いなく心を揺さぶられる。その「小説 日本婦道記」の影響を間違いなく受けてるとわかる。なるほど、この師あってこの弟子ありか。
もう少し「師」である山本周五郎を読んでみるか。そうそう、その前に本棚のあの本も、もう一度読み返さなくちゃ。きっと読み落としがある。本そのものは変わらないが、読む人の年齢、経験で見えてなかったものが見えてくる。