好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

運行記録

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これ食べて~、お、来た来た大家さんが自畑で栽培してるマンゴーだ。、夏だ夏だ!形や色が今一のいわゆる訳ありマンゴー、ハハッツ、なにも味が劣る訳じゃない。早速三枚におろして、頂き~。

「○○病院へ」と若い女性、「ん、・・・ここから、まてよ・・・どっちが近いルートだ?・・・」 一瞬どの方角に進むのがいいのか頭が真っ白になる場合がある。右か、左か、大道か、裏道か・・・。お客さんに声掛け確認しながらルートを決める。そういう時だ、降ろす時にあちゃ~メーター倒し忘れ~。1メーター(500円)の距離ならそのまんまお客さんから最低運賃を頂いて問題ないが、ちょっとこれ以上かかってるなぁと感じていても、すみません、と500円だけを頂く。
ちょっと上記の場合と事情は違うが、お客を乗せないでメーターを倒して走った場合、運行記録には「無賃乗車」と記帳する。もちろんその運賃分は運転手の自払いになる。どうにもならん酔っぱらいを「料金はもういいから、ここで降りてくれ」と途中で降ろした場合とか、ちょっと待っててそこのアパートで金取ってくるからとそのままドロンされた場合とか・・。

女性を病院で降ろしたあと、メーターを倒して空走りをした。「無賃乗車」か・・・、走りながら突然思い出した。東北のタクシーはあの5年前の震災以降は「無賃乗車」が多いそうだ。いや、実際にお客は乗ってくるらしい、季節外れの服装だったり、子供だったり・・・気がつくと居なくなってるんだと。「ああ、また誰かに会いに来たのか、家に帰りたかったのか」、運転手は黙って運行記録簿に「無賃乗車」と記入するんだと。

なんでマンゴーからこんな連想を・・マンゴー、夏、幽霊か。