好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

エール

「中山さんですね」 かたぶい(片降いー太陽が照ってるのにここだけ雨が降ってる)が止んだバス亭からお二人のおばあちゃんが乗り込んで来た。「あら、どなたでしたかね~?」

白梅看護隊(二高女)の生き残りで「青春を語る会(沖縄戦を語り継ぐ会)」の会長の中山キクさんだ。観光ガイドで「白梅の塔」を訪れていた時たまたまそこで彼女が別の団体の案内をしていたので、一段落した時ちょっとお話をさせていただいたことがある。「あら、そうでしたの~」 車中懐かしい話しをしながら、自宅までお送りした。
「ようやくいろんな看護隊がいたことが知られてきてよかった(昔は<ひめゆり部隊>しかなかったと思われていた)」
「今はどこの慰霊の塔へ行っても全国からの千羽鶴が飾られていますからね」

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あの船影は<ぱしふぃっく ビーナス>だ。また来いよ~。確か大分に帰るはずだ。修学旅行だったかな?最近はクルーズ船貸し切りもめずらしくない。豪華になったもんだ。
70年前のあの日、沖縄戦では多くの女子学徒も看護隊として(ひめゆり、白梅、でいご、ずいせん・・・などなど)戦火に散った。夢にチャレンジすることすらなく。中山さんと話ししていると、今チャレンジしてる人たちに草葉の陰から、がんばれよ~などと応援してる亡き学徒たちの笑顔が見えるようだ。