好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

敵味方

イメージ 1久しぶりの強い雨が降り続いて雷も鳴りやまない那覇市。いつから降り始めたのか。昼間は濃いサングラスなしでは外に出るのもつらかったのに、なんなんだこの天候は。ま、敢えて外に出る必要もない。終日、店に籠る。久しぶりだ、こんなにパソコンと向かい合ったのも。

8月15日、終戦記念日か。これでもかというくらい、戦争秘話報道が流れる。たまたまだが、沖縄観光ガイド資格に箔(はく)をつけようという簡単な気持ちで琉球史、沖縄戦史にかかわる史跡や資料に触れてきたが、自分でも予想もしなかったほどその歴史に嵌(はま)ったのも事実。

知ってるようで、まるで知らなかった戦争。多くの体験者が「口を閉ざしてきた」意味をようやく少し分かりかけてきただけ。聞いて知ってるつもりでいたが、とんでもなかった。ガダルカナル(ソロモン)、ペリリュー(パラオ)、レイテ(フィリピン)、インパール(ミャンマー国境)、硫黄島、サイパン・・・そりゃ、沖縄も地獄だったが、あのころどこに地獄でなかった地があったろうか。せめてこの終戦記念日だけでも、一つでも多くの戦争秘話に耳を傾けるか。「体験してないものには、分かりようがないですよ。生きたい、生きて帰ってこい、と口に出来なかった戦争。死んだ方がましと思わせた戦争。人を人となさなかった戦争。」
しかし、片方では甲子園の熱戦からも目が離せない(笑)。どっちも現実。敵味方が今は話し合える。