好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

台風8号ノグリー(韓国語「たぬき」)

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「助かりました~、無線が全然通じないんですよ。南風原宮平まで」、南風原か、不慣れな地理だ。「近くまで行きますから、あと道順お願いしますね」、凄い雨・風だ。久々の本格的な台風。お客を濡れないように玄関前ピタリくっつけて降ろす。さて那覇に戻るか・・おっと~、今にも飛ばされそうなびしょ濡れの若者が反対方向を差して手を挙げる。「助かりました~。歩いていかなくちゃしょうがないかと諦めていたんですよ」 濡れているのを気にしてシートに座らずうずくまる、素直な若者だ。自分のジャンパーを敷いて座らせる。「何処まで?」、「大里グリーンタウンへ」 大里・・・、さらに遠方だ。道案内お願いね~。しかし、この暴風の中をそこまで歩いていくつもりだった・・・?冗談だろ、歩けば1時間はかかる。
 
イメージ 2しかし今日は何度お客さんから「助かった~」と言われただろう。台風の日がこんなに忙しいとは。出た甲斐があったというもんだ。というか、休んでいるタクシーが多いからな、午前中で早々と切り上げるのも多かった。それもわかる。ガラスに木々が打ち付けてくるし、道には折れた木々や散乱物、深い水たまりはできてるし、スピードをちょっと出すと車が風で浮き上がってハンドルが効かない。なだめながらの運転が続く。
 
イメージ 3まだ沖縄はいい、慣れてるから。内地の皆さん、台風ノグリーそっちへ向かってますよ。本格的な台風ですよ!