カッコ悪い

カズがサッカーをやってた頃(小学5年生だったか)の一番の思い出は、多摩川緑地での対校試合。体力的にも他にFWになってもおかしくない生徒がたくさんいたのに、監督はいつも小柄なカズをワントップのFWに使っていた。今でもなぜかなと思うけど。相手ゴール前で1vs１で競(せ)り合ってる時相手に倒されそうになって滑り込みながら足を出した先っぽにわずかにボールが触れて、ゆっくりコロコロ転がっていってゴール隅に入った。

本人は「カッコ悪い、はずかしい」と言ってたが、もう覚えてないかも知れない。

ゴルフもそうだが、勝つと意気込んでる時はダメだ、ただプレーに集中していた時、気がついたらあれっ、優勝なの？という場合がほとんどだ。

アウェー(敵地)の試合で勝つというのはメチャ難しい。しかも格上の相手。予選リーグ突破をすでに決めていて2軍に近いようなメンバーで余裕でのぞんでくる。

コロンビア戦、はじまった。

「カッコ悪い、はずかしい」くてもいい、死ぬ気でやるというなら、走って走って走る試合を見せてくれ。開き直って楽しめ！結果はあとからついてくる。頼むぞ～、終わって悲壮な顔で下を向くなよ。