好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

幻(まぼろし)

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明日、23日月曜の「慰霊の日「(沖縄終戦日)」を前に主要道路のあちこちに交通規制予告板が目立つ。そのあと木・金曜の天皇・皇后の来沖も含めてだ。TV報道も沖縄戦にまつわる特集が一段と増えてきたこの頃だ。
さて、そろそろ時間だ、最後にもうひと回りして帰社するか。
ん?「対馬丸記念館」の前が人だかりだ。天皇・皇后が金曜に訪問予定だが、その前に一度見ておこうという人たち、その影響だろう。個人タクシーのドライバーが近寄ってきた。「すみません、3台で・・に帰るグループがいるんですが、一緒に行けますか?」 「OK!」 ちょうど最後のお客さんとしては行き先も時間的にもピッタリだ。「今日は、みなさんどちらから?」 バプティスト教会の信者のみなさんだ。車中、学童疎開船「対馬丸」のみなさんの感想を聞きながら・・・もっともっと多くの人が知るべきだな、などと思った。
 
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「二輪の百合」像。初めて知った。通っていた中学校(真和志中)の正門の真向かいの角(大道小学校の角)に何年か前に建てられたらしい。(現在は中学の正門の位置は移動されて変わっている) 悲劇の看護隊「ひめゆり部隊」は知ってるよね。高等師範学校女子部と第一高等女学校のみなさんの母校はこの一角にあった。それに隣接して付属の小学校、名前もそのまま大道小学校、そこに有志の皆さんが亡くなった同級生たちを偲んで建てたと知った。
イメージ 3界隈はすっかり変わった。中学校の裏を流れる川、「ほたる橋」、その先が「あさと橋」(写真→)その先が「姫百合(ひめゆり)橋」と続く。
碑に刻まれてる<女学生たちが夢と希望に胸をふくらませながら、このあたりの道を歩いていたのです>
舗道の陰にまぼろしをみるようだ。