好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

歴史認識

「多くの人が沖縄は昔から日本だったと思ってるんですよね。けど、ついこの間までは琉球王国だったんですよ。明治維新(1868年)の廃藩置県までは。たった150年前の話ですよ。」 「えぇ~!」と驚くお客さんが多い。こっちも一緒に、えぇ~と驚いてみせる(笑)。沖縄が「琉球」だったというのは、はるか昔の「歴史」の話しと思われている。
 
イメージ 1もっとも、薩摩藩豊臣秀吉の心象をよくしようと琉球を(当時は琉球だった奄美諸島も)侵略征服しにきたのが1609年(関ヶ原の戦い-1600年のすぐあと)で、それから薩摩の支配下に置かれていたから、それから計算すると・・・400年前から日本のものだったとも言える。
 
安倍首相が中国をさして「武力を背景に現状を変えようというのは決して許されない」とよくメディアで発言する。
薩摩(日本)が武力で琉球を侵略した当時は中国は明から清にかわる国内激変の時で琉球が侵略されるのをだまって見てるしかなかった。なんせ琉球というのはそのさらに200年前から中国に朝貢し(貢物を送って服従を誓う)、冊封(さっぽう)を受けてた(琉球王を承認してもらう)いわば我が子も同然の国だった。また、我が子同然の面倒を見ていたのも事実だ。(これからブログで機会があればその事を少しずつ書いていくけど)
中国から言わせると、よく言うよ!ということだ。中国も韓国も「(日本の政治家は)歴史認識をあらためろ」というのはそういうことだ。もっとも昔の中国と今の中国は全く変わってしまったけどね。
なんか、歴史の試験問題みたいだね~。でも、メディアの(日本に都合のいいように一方的に誘導する嫌いがある)ニュースの裏にはこういうこともあったというのは知ってて聞いたほうがいいよ。