好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

三十六とは

午前11時02分、沖尚vs報徳学園1-0で試合終了。
 
イメージ 1「勝ち負け」を論ずるとき、古今東西問わず語られるのが「孫子の兵法」だ。えっつ、そんなの知らない?ハハッツ、知らないと思ってるだけで使ってるんですよ。紀元前5世紀頃に書かれたといわれてるのに、外交はもとより今やビジネス、スポーツ、はたまたゲームソフト理論、日常生活でもその故事・教訓は生きている。
武田信玄の軍旗「風林火山」は超有名。ま、今ではあまりの近代戦争兵器の登場でその「孫子の兵法」は昔の中国国内だけの事情との声もささやかれる時代もあったらしいが、その普遍性は脈々と生活の中で生かされている。
<敵を知り、己を知れば百戦危うからず>とも、<百戦百勝は最善ではない、相手を傷つけないで降伏させるのが最善>とも。
 
イメージ 2昨夜は将棋大会。順位はこだわらず、ひたすら楽しむことに。真助~、昨夜の疑問「兵法三十六計」を調べましたよ!
その「孫子の兵法」など歴史の故事をのちのち総まとめにしたというのがその「兵法三十六計」でした(17世紀混乱期(明~清)の中国でまとめられてる)。6x6=36(6章x6小項目)だけど、その最後には<走為上 - 勝ち目がないならば、戦わずに全力で逃走して損害を避ける>と。<三十六計逃げるに如かず><逃げるが勝ち>は、れっきとした兵法からのパクリだったよ(笑)。で、昨夜の将棋は逃げまくったけど・・・逃げられなかった・・・なんでかなぁ(笑)孫子の思想は「戦争はできればしないほうが良い」という根幹から、しかし、もし・・・と続いている兵法書だ。
 
そう言えば、琉球王朝時代に中国福建省からおおくの職人が皇帝より下賜(かし)=目上から授けられた)された「久米三十六性」という職人たちがいた。その人たちが住み着いて作ったのが今の那覇市の久米(村)。
素晴らしい兵法だが、みんながそれを実践してたらどっちが勝るか?「三十六性」とは三十六人という意味ではない。三十六というのは「とても多い」という意味だと知った。とても多い兵法を三十六にまとめた歴史からきてるんじゃないかなぁ?誰か教えてくれ~。