好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

別世界

イメージ 1もうずいぶん前、東京で仕事してる時分のことだ。雑誌だか週刊誌だったか忘れたが、直木賞の文字に目が止まって読んだ。ほんとに一気だった。読み終わってカッターでその小説の部分だけ切り取ってホッチキスで止めて小冊子にした。バカみたいだが、その時兄貴分の先輩に「これ面白くて一気に読んだけど、よかったら読んでみて」と手渡したのも覚えている。なんせタイトルが「恋文」で、おまえ、少女趣味かと思われやしないかと恥ずかしかった。
連城三紀彦が亡くなった。65歳か・・・。胃がんで闘病生活をおくっていたとは。先週の19日土曜日といえば、満月の夜だった。あれから彼の小説はほとんど読み尽くした。どれも、最後のどんでん返しにドキリとしながら。
 
イメージ 2
風が強い。写真もぶれる。台風27号が近づいているのがわかる。二日酔いのビッグメガネを空港まで送って、海岸に寄った。波が高い、が、人口石灰岩で囲まれたダイビング練習場では幾人かの人が潜っている。潜ると静寂の世界、一時でも別世界がのぞける。言っときますが、二日酔いでは絶対潜らせませんよ。