好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

蚊帳の外

イメージ 1「琉大附属病院へ」 朝から長距離だ。杖をつきゆっくり乗り込んでくる。手には荷物を詰め込んだ大きなバック。「与論島はおおきな病院がないから」、そうか、事が起こると鹿児島ではなくお隣りの沖縄本島にくるんだ。
 
シリアもいつもの大国の代理戦争の様相。巧妙に火を煽(あお)られ、救世主現るがごとく水をかけるマッチ・ポンプの連鎖。攻撃の可否の証拠も根拠も明らかにされない大国の密室会談。他国は蚊帳の外。一方では、オリンピック招致も大詰め。かたや戦争、かたや平和の祭典。世界中に異常気象も起こるわけだ。
 
それより「琉大病院がどこにあるかも分からない」おじいちゃんの一人旅の方が気になる。「渋滞がひどいね、朝はいつもこうなんですよ。お客さん、すみませんが携帯電話をかけさせてください。」、「えっ、場所を知らないんですか?」、「いえいえ、あのあたりをよく知ってる兄に、渋滞を避ける近道を確かめるんです。」
 
琉大附属病院へ到着。威厳のある大きな病院に、気のせいかちょっと不安げなおじいちゃん。「・・・検査無事に終わるといいですね。お大事に。」
シリアもオリンピックも、しばし蚊帳の外。