好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

アルジェ

イメージ 1子供の頃よく聴いてそらでも口ずさめる歌。♪・・ここは地の果てアルジェリア どうせカスバの夜に咲く~♪。アルジェリアは日本からみると地の果て、どこ?という感のあった時代の歌。欧州からみると地中海を渡ればすごそこの向かいの国という、日本で言う本州から九州に渡る距離感だ。カスバは軍隊で守られた城壁に囲まれた街、日本の城下町が城塞で囲まれてる感じか。
砂漠の地は個人旅でも行ったことあるし仕事の出張でも行った。イスラムという全く生き様のちがう生活がそこにあることにも心底驚いた。地の果ての海外に赴任して活躍する日本のサラリーマンたち。森林の奥地へ進むのも、灼熱の砂漠で格闘するのも、もう開拓者とはいえない。武器をもたない企業戦士だ。まさか、寝込みを銃弾で目を覚まし、ここが終(つい)の地になろうとは、相手が自然ではなく同じ人間だったとは。
1985年の日航ジャンボ機墜落事故の時は1分1秒TV報道に釘付けになったが、全く情報が入ってこない。地の果てとはよく言ったもんだ。言葉もない。9日たってようやっと、亡くなった人たちの人となりが伝わってきた。そっとしておいて、という声とともに。