好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

それをお金で買いますか

おはよう~。朝コーヒーでも。
イメージ 1フランスでは、<注文のとき「お願いします」と言い添えた客のコーヒー代を、20円ほど割り引くカフェが出始めた>(日経「春秋」)。ついに「常識」までが売りもの。
長い行列も「割り込み権」なる金、絶滅にひんしたサイを撃つ権利、赤の他人の生命保険まで買える金。ある高校では生徒が本を1冊読めば2ドル支払い、肥満の社員が痩せれば会社は報奨金を出す。(マイケル・サンデル米ハーバード大教授の「それをお金で買いますか」) 
・・・「金は全てではないが、あれば便利だなぁ」(相田みつお)。
 
経済がうるおうと発言力が急に増す。なにも中国だけじゃない。言い方も、傲慢(ごうまん)、命令調で服従させようと威圧的になる。「みんな俺のもの」、こういう大人が模範になって、こどもの「いじめ」に感染する。核やミサイルより、金(経済力)だ。総選挙の争点の一つ、極右だ右傾化(戦争に走る)だと騒ぐ前に、握りめしもろくになくて戦(いくさ)に勝てる訳がない。
 
「金はあれば便利だが、全てではない」とも言えるんじゃないか、と声を小さく言ってはみたが(笑)、「格好つけんな、世の中金だ、金が全てだ~!」と吠えまくる知人(わかった上のヤケクソ)、「ははっ~、ごもっともです」。
・・・栄枯盛衰(えいこせいすい)、金が全てだと信じきっていると、逆に無くなったときは全てを失う覚悟をも。