好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

友に捧ぐ歌

また尚吾小6の副教材詩集から。
<僕の前に道はない 僕の後ろに道はできる・・・>有名な高村光太郎の「道程(どうてい)」。もっと有名なのが彼の妻を歌った「智恵子抄」。その中の「レモン哀歌」。
 
イメージ 1<そんなにもあなたはレモンを待っていた。かなしく白いあかるい死の床で、私の手からとった一つのレモンを、あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ。・・・あなたの青く澄んだ眼がかすかに笑う。・・・こういう命の瀬戸ぎはに
智恵子はもとの智恵子となり、生涯の愛を一瞬にかたむけた。それからひと時、昔山頂でしたような深呼吸を一つして、、あなたの機関はそれっきり止まった。>
この詩をはじめ、晩年貧困に苦しみ精神分裂症(今は総合失調症というのかな)のなかで油絵を描き続けた智恵子の生き様は何度も映画・TV番組になった。
 
そのころ、英国でなんとも変な歌でプロ・デビューしたグループがいた。イメージ 2
<愛して、愛しておくれ わかってるだろ 愛してるんだ いつまでも僕の心は変わらない だからお願いだ、 愛しておくれ そうさ 愛しておくれ・・・>
自己中もいいかげんにしろ、これでも歌かと酷評もされた(笑)。
                          
10月5日・・・1938年高村智恵子命日の「レモンの日」
10月5日・・・1962年ビートルズ「Love me do」でプロデビュー
10月5日・・・ヒゲ、誕生日
おめでとう。