好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

苗摘み

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ある薩摩(鹿児島)のお武家さん、沖縄(琉球)から自分のお屋敷に深夜帰りつくと、玄関に男物の履物が。寝間の障子をそっと開けてのぞくと、妻が見知らぬ男と寝ている。カッと来て刀を抜いたが、琉球の漁師から聞いた言葉を思い出し、ちょっと気を鎮(しず)めようと・・・、なんと、妻と寝ていたその男とは、実は母親が女子(おなご)だけでは心配だと男装していた。危うく実の母親を殺すところだった。
 
イメージ 2その琉球の漁師の言葉とは、「意地ぬ出(い)じらぁ、手引け。手ぬ出じらぁ、意地引け」 (沖縄の諺で、短気をおこしたら、手を出さないようにし、手が出ようとしたら、心をしずめよ)。
その言葉を祀(まつ)る拝み所が、菊農家のある糸満市にある。
摘み採った菊の新芽を仕立てする単調な作業。こんな話しをしながらたんたんと過ごす。