母の日
「おにぎり」と「おむすび」、どっちが美味いか? ん、同じだ。どうも西日本では「おにぎり」、東北をふくむ東日本方面で「おむすび」らしい。一昔前のおにぎりは母親やおばぁが手に塩を軽く振っただけで握った飯だった。梅干が入っていると豪華、沢庵や卵焼きが付いたら有頂天、ノリが巻かれるようになったらなにかのお祝いでもあったのかと・・・ま、みながみなそうだったとは言い切れないが。今やコンビニに行くとゴマのふりかけに、混ぜ飯に、鮭だの味噌だの昆布だの・・・。ラップでくるまれた「おにぎり」。衛生面が最優先だ。
花瓶に生けた蕾(つぼみ)を早く花咲かせるときはお酒(アルコール)を足すという。青いバナナなども切り口に酒をふりかけると短期間で黄色く熟する。ただ欠点もあって、寿命も短いらしい。何をそんなに急ぐ。コンビニか。
飽食の時代、1億総料理解説者ごとき世の中だ。贅沢なおにぎりを前に、どれにしようかなぁ~なんて迷う日も少なくない。母の日くらいは、のんびり手で握りしめた「塩おにぎり」などを味わうのもいい。