好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

百人一首の記憶

百人一首、小学生のころ遊んだ記憶。十二単(じゅうにひとえ)の鮮やかな「かるた絵」はいまだに記憶に残っている。昨夜、やってみようかといわれたが、いやいや、やめた。しかし、気になるからどれほど知ってるか記憶を頭の中でかきまわした。
ひさかたの 光のどけき・・・、奥山に 紅葉踏み分け なく鹿の・・、あおによし 奈良の都は・・、田子の浦 うちいでてみれば・・、んん、あとはでてこない、覚えているのは「自然・風景」を詠ったものばかり。忍ぶれど 色にいでにけり 我が恋は・・、などの男女恋愛のたぐいは大人になってからだろう。
 
イメージ 1一昨夜のこと、突然女性がお店に飛び込んできた。「すみません!トイレかしてくれませんか」。唖然としていると、彼女は店内の内装照明などを見渡して「ここは何ですか・・、お店?」一瞬ポカンとしながらも思い出したように「あの、トイレ、トイレ」という。トイレから出てきたあとは連れのおじさんも入ってきて、しばし談笑。なんとこのおじさん、私のよく知ってる人物の名が次々と出てきて幼い頃の思い出にまた唖然。
小さな島国沖縄ではよくあることだが、ある日なにかのキッカケで突然昔の記憶を呼び戻す機会がある。百人一首で遊んだあの時の友達の顔も記憶もないが、あの家の、あの部屋の、畳の匂いだけは覚えている。