好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

待つこと

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知人に頼まれた歌を収録していた。その中に「The End of the world」(スキータ・デイビス)の旧い懐かしい歌が入っていた。You-tube で聞けば誰でも聞いたことのある唄だ。その歌詞が、なんとも今の東北の被災地とそこの皆さんの心情を思い起こさせる。
日本語訳の歌詞の一節を書くと、こんな感じだ・・・
<なぜ太陽は輝いているの、なぜ波は浜辺に打ち寄せるの、なぜ鳥達はまだ歌い続けているの、なぜ星は空で輝いているの・・・知らないんだね、これが世界の終わりだと言うことを、あなたが別れを告げたときにこの世が終わったと言うことを>
あの~言っとくけど、失恋の歌ではないよ。大切な人を失った時の歌だ。

「避難所の人は表で笑っているけど・・・俺らもそうだ」と言う。被災地の「喪の途(みち)」は途方もなく長い。被災した人が一人になったときの顔への、想像力を失うまい。日本は「待つこと」の苦手な社会になっていた。忘れてはなるまい。
「The End of the world(日本語訳では<この世の果てまで>となってる)」
今、最も歩みの緩やかな人を見失わない復興が大切だ。復興のかけ声に虚(うつ)ろな人たちを、置き去りにしては進めない(朝日「天声人語」)
昨日も痛ましい事故が。栃木でクレーン車が春の登校が始まったばかりの小学生の列に突っ込んだ。これ以上路上に並べられるランドセルは見たくないのに、一体、なにをあせっていたのか。なんとも、言葉がでないね。