夕焼け雲のことを「天が紅(あまがべに)」と言う。若い尼さんが頬(ほほ)に紅をさして親に叱られたという古い言い伝えがあり、尼(あま)が天(あま)に転じたのだそうだ。(日経「春秋」)
どこの故郷でも、夕陽には和(なご)まされる。天が紅、尼の頬を想像すればどこか艶っぽいし、言いえて妙だ。
地震から6日たった。頬(ほほ)に紅を差してみたくもなる19歳の多くの娘たちもまだ安否が分からぬ。はるか南半球の
ニュージーランドの夕陽画像を検索してみた(写真)。現地におもむいている家族達は、どんな夕陽を見ているのかと、つい気になる。