TPP-黒船再来

秋がはやばやと通り過ぎて冬が来るか？昨夜の沖縄の台風は久々に台風らしかった。なんせ、夜になるにつれて雨風が強く冷たくなってきて今年初めて毛布を出してくるまって寝た。

TPP、鉄板の上でﾎﾟｯﾌﾟｺｰﾝがﾎﾟﾝﾎﾟﾝ飛んでるの略、じゃないよね。TPP（Trans-Pacific Partnership-環太平洋経済ﾊﾟｰﾄﾅｰｼｯﾌﾟ)だ。ちょっと前のﾌﾞﾛｸﾞにも書いたけど、太平洋を取り巻く国々の「貿易自由化構想(輸出入関税撤廃)」の話しだ。ﾍﾟﾘｰ黒船の再来みたいだけど、ただ今度はｱﾒﾘｶだけでなく東南ｱｼﾞｱも南米も加わっているし、お隣の韓国は前向きで、中国やｶﾅﾀﾞも興味津々。さぁ、日本よどうする？鎖国を続けるか、開国に踏み切るか？主導権を握るｱﾒﾘｶは来年の秋までに交渉妥結をめざしているらしい。

工業は海外販売価格が有利になって活動が活発になる、企業の海外流出も国内空洞化も減少し企業倒産や失業者にも歯止めがかかるかもしれない。問題は農業関連だ。どんだけの安い肉や野菜や肥料が入ってくるだろうか。消費者にとっては安い物はどんどん入ってくるから大助かり、と喜んでばかりでもない。先進国の中でも食料の自給率の低さでは将来大不安の日本だ。万が一諸外国とﾄﾗﾌﾞったら、その「食料」が「人質」に取られるかもしれない不安。一般人への意識調査では６割参加、３割不参加、１割わからない･･･のよう。
まぁ、常識的に参加せざるを得ないんだろうから、出来上がってから後から参加を表明してもその時は言いたい意見は通らない。最初から討議に積極的に参加するべきだと思う。できるかな？今の政権民主党に･･･ただでさえ党内もまた賛成反対で分裂している。

(写真は記憶の日光へ行く「いろは坂」の紅葉)