好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

真剣な観光

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青い空、白いビーチに青い海、沖縄を楽しむにはいいか。

ただ、たまに戦史に興味がある場合は、それはそれで案内にも力が入る。
北海道から知人の団体さんが沖縄を訪ねてきた。

南部戦跡巡り。「ひめゆり記念館」の9時開館まで時間があるのでその行き道途中の沖縄戦米軍最高司令官サイモン・バクナー碑を案内。えっつ、米軍の司令官も亡くなったの?と。
もう一つの「白梅の塔」を案内。ここは二高女の碑ですと案内しても・・・。

ひめゆり看護隊」、おそらく映画にもなってるから多くの人が知ってるが、今ではその学園がどこにあったかを知る人も少ない。塔から少し離れた畑の中の「第一外科壕」を案内。・・・ひめゆりの壕は、・・・第三とはなに?と。

北海道の皆さんなので慰霊の「北海道の碑」に寄った。沖縄戦最大の戦死者を出した都道府県は1万人を超える北海道出身の皆さんですよ。えっつ!と。
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その傍に建ってる沖縄戦終了後真っ先に建てられた慰霊の塔「魂魄の塔」も「こんぱく」と読める人も少ない、それを建立したかたわらの「金城和信さんの像」に思いをはせる人はどれほどいるのだろう(「ひめゆりの塔」建立も二人の娘さんを亡くしている彼自身の手による)。

平和記念公園の20万名を超える墓記銘碑に横文字の外国人の名前があることにも驚く。

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せっかくだ、昼食に近くの古民家「真壁ちなー」へ案内。
屋内柱には戦時中の銃痕が残っていて、73年前に起こった沖縄戦に少しは思いをはせる。
あまり観光客が知らない戦跡巡り。

身のしまる、真面目な観光もいい。ありがとうございました。