好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

神の降りた地

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来た~!ゴールデンウーク初の観光依頼。南部の「斎場御嶽(せーふぁーうたき)」。
神がこの世を支配する思想が絶対だった琉球王国時代、その神と交信できる「ノロ」と呼ばれる神女がいた。その各地のノロの頂点に君臨するのが「聞得大君(きこえおおきみ)」、その就任式が行われた神聖な御嶽(うたき)が「斎場御嶽(せーふぁーうたき)」だ。御嶽とは神が舞い降りる場所。
午前0時過ぎ、森々と草木生い茂る山奥で身を清め寝所館でじっと横になる。夜明けとともに天から神が降り立ちその体に宿ったときはじめて「聞得大君」となる。
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男性は入山禁止で唯一許された国王でさえ女性の衣服をまとって入山したという。祭祀にあたっては国王でさえ聞得大君の言には逆らえなかったほど絶大な力を持っていた。
なぜかみんな神妙になる、そんな地だ。ここのデイゴだけがなぜか赤々と花を付けてた。