夢の跡

ﾑｰﾁｰ(月桃葉で包んだお餅)を食べて、粘り強く空港待機、(苦しい言い訳ｰ笑)というか、ちょっと眠いだけだけど。

ここっとｽﾏﾎを差し出す。あ、ﾎﾃﾙですね・・・ちょっと待ってね、車を邪魔にならないところに移動してから調べましょうね。・・・ん？なんだ、日本人じゃないのか、すんません、(ここから英語に変えて)どちらから？北京ですか・・・え～っと、なんと、南部南城市のﾎﾃﾙだ～！母娘の親子らしい。しかし、一発大逆転、また空港に助けられた。

海はみえますか？ええ、沖縄随一という人もいるくらいの絶景ですよ。

あれは「佐敷ﾏﾘｰﾅ」だ。小高い山は「守礼ｶﾝﾄﾘｰｸﾗﾌﾞ」。

ついでだ、ついにﾁｬﾝｽが来た、ここまで来たらぜひ寄らなければ。島の三大権力者、三山を統一して琉球王国を設立した尚巴志(しょうはし)が三山統一の前に最初に攻め滅ぼした南山の一つ「大里城址」。(その後中山、北山を滅ぼし、最後にもう一つの糸満市の南山を滅ぼした)

何も残ってないな・・・沖縄戦の爪痕ともいえるが、この城の石は首里城を建立する際にほとんど持ち運ばれたというから、沖縄戦の前にはすでにほとんどなくなっていたんだろう。ただ、南側の断崖・絶壁をみるとさすがに難攻不落の城であっただろうことは想像できる。兵どもが夢の跡だ。