好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

鹿屋(かのや)特攻基地

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「知覧(ちらん)はよく知ってるんだけど、もう一つが思い出せない、なんでしたっけ?」
「おそらく、鹿屋(かのや)ですね。知覧(ちらん)は陸軍特攻基地で鹿屋(かのや)は海軍の特攻基地です」
「そうだ、鹿屋(かのや)だった。ということは、ゼロ戦は知覧じゃなく鹿屋からとびたったんですね」
「そうです。知覧からは隼(はやぶさ)や飛燕(ひえん)、陸攻機などですね」

もう夕刻近い。乗り遅れたと言ってバス停で手を上げた若者、「つきしろの航空自衛隊まで」と。やった~、長距離、しかも雨と仕事初めで大渋滞の街中から逃れられる。会社に電話を入れ、時間延長okをとっていざ出発。
「ところで、自衛隊も今日が仕事初めですか?」
「夏休みがとれなかったんで、正月休みをゆっくり過ごしてきました」
「郷里はどちらですか?」
「鹿児島です」
鹿児島か~!さあ、ここからどんどん会話が進んでいった。なんせ鹿児島と言えば琉球王国時代の薩摩藩といい沖縄戦時のかみかぜ特攻発進基地といい、切っても切れない関わり。話題は尽きない。
「あのぉ~、知覧や鹿屋の他にも、万世(ばんせい)特攻基地や指宿(いぶすき)水上機特攻基地などもあったんですよ。これらは・・・」
・・・いやぁ~、大変勉強になりました。つきしろの「航空自衛隊知念駐屯地」、そろそろだな。
「あ、これ、公務じゃないから、もしかしてタクシー賃は自払ですよね?じゃ、メーターここで切っときますから」
「あ、すみません、どうもありがとうございます!」

イメージ 2別に売り上げを上げるためだけでタクシーやってる訳じゃない。こんだけのいい話を聞かせてもらったら、安いもんだ!こちらこそ、ありがとうございました。
しかし、きょうもやや疲れ。甘いもんが食べた~い(笑)