好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

余韻

イメージ 2ページをめくる度に、はぁ~終わりが近づく。もっと読んでいたいが、結末も知りたい。一体どういう結末で終わらせるつもりか・・・自分の未熟な頭では想像がつかない。「蔓(つる)の端々」(乙川優三郎)
お、電話だ。ん、登録されてない番号か・・・「もしもし、鈴木です」 えっ?鈴木?誰だ・・・名古屋のか・・・他に・・・おっ、まさか、その声は「ヒデさん?」 いやはやビックリ、一気に東京時代のあれこれがモノクロからカラーで鮮やかによみがえる。懐かしい!ま、これはこれで終わる。書き切れない(笑)
嬉しい電話を終え、また小説に戻る。結末が知りたい。ピピ・・車の無線が呼びかけてる、「安謝新港、空車不足・・・」、やっぱりな、「QUANTUM of the seas」、16万トン、沖縄寄港では最大の客船、今日は上海からではなく香港からだ。香港の客は上海(中国)と違ってタクシー利用者が圧倒的に多い。安謝新港ターミナルじゃ間違いなくタクシーは不足する。ま、しょうがない、タクシーは今のところ安謝ふ頭内からは締め出しだ。

イメージ 3小説が・・・はぁ~、終わってしまった・・・こういう結末か・・・。しばし余韻から解放されない。乙川に、感謝。話は全然変わるが、TV番組「下町ロケット」がえらい人気で最終回を終えるらしい。そうかなぁ・・・サラリーマン、いわゆる企業戦士を多少なりとも経験された人たちから言わせると、そんな組織や企業間の駆け引きなどはドラマじゃなくとも現実の世界だと思うが。同じ直木賞の本でも乙川優三郎の「生きる」とは天と地の差があると思う。
「下町ロケット」は以前に読んだことがあるが、もう一度読み返そうとは思ったこともない。ま、宇宙ブームの影響もあるのかな。「はやぶさ奇跡の帰還」に始まり金星探査機「あかつき」の軌道再突入が続き、ISS物資輸送船最後の砦「こうのとり」での日本の宇宙技術の凄さ・・・スターウオーズEP7も上映されるし(笑)。

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空港からのお客さんを降ろす。一回くらいは安謝新港へ行くか。やっぱりな、新港ターミナル内に「QUANTUM」からの下船客が列をなして待ってる。中距離の「あしびな~」まで香港女性4人組を乗せる。もう帰社時間だ、あとは他にまかそう。まだ頭の中は小説の余韻を引きずったままだ。