好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

自転車泥棒、1章

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どんなボロっちい自転車でも、活躍の場はある。
「で、被害届はこれから出すとして、ほんとに間違いないんですか?」
「えぇ、100%間違いありません」
と、側で聞いてたお巡りが「100%と言うのはないよ」と、まだ眠そうに呟(つぶや)く。
(こいつ、頭固いなぁ、ま、警察は被害者も疑うと、強おじちゃんも言ってたし-笑)
いやというほど、自分の自転車の特徴を述べる。(どうだ、自分の子供を見間違える親がいるかい!)
「防犯登録番号と車体番号が分かれば確実なんだけどねぇ、どこか家に残っていませんか?」
少なくとも、買ったのは3年以上前だからなぁ…。
「分かりました。調べて見ます。」
「で、もし盗難だと分かったら、どうしたいんですか?」
(はっ?こいつら、ほんとに窃盗犯を捕まえる気あるのか?)
「懲らしめてやりますよ。えぇ、その翌日買った自転車を買った値段で引き取ってもらいますよ」(裁判持ち込むなら受けてたつし、示談なら条件を出す、とまで言うのは早すぎるか、まだ犯人が分かった訳じゃなし)
はぁ~、今日は仕事にならん。これから主治医の西平医院にも行かなくちゃいけないし。
「私の兄も那覇署は長かったんですが、○○さんも長いですか?」
「いえ、自分は。そうですか、お兄さんはでは、OBですか。」
「では、なんとか防犯登録番号を調べて見ます」
「ただ今、自転車、バイクの窃盗撲滅の強化月間なので、今日の情報はまさに打ってつけ。全力をあげて対応いたしますので。」
イタリア映画が、頭をよぎった。