好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

命の宿る瞬間

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いつも通り出勤。今日はやけに天気がいい、朝の陽が眩しい。受付の運行管理者が「おはよう、ハハッツ、寝坊ですか?」と笑う。んっ・・・?名前を記入して、出勤時間は・・壁時計を確認して・・・あれっ、あれれっ~、まさか・・・。太陽がまぶしかった訳だ。1時間遅刻だ。

もやもやが突然ぱっと開ける瞬間がある。今、読み直してる乙川優三郎の小説「露の玉垣」に、その瞬間の事を<それは彼の中で、「家臣列伝」と言う言葉が瑞々(みずみず)しい命を宿した瞬間だった>という文章で表現している。乙川優三郎、素晴らしい小説家だ。彼は小説「生きる」で直木賞を受賞しているが、その感動の「生きる」の原資になったのが小説「露の玉垣」だ。
読み終わって、しばらくは余韻に浸りたくなる、そういう本に巡り合うと嬉しいもんだ。もちろん本の内容が変わったわけがない、読んでる「あなた」が変わったんです。

司法試験漏えい。明治法科院大の教授か。現職と元の大阪府警の集団強姦か。その事件の次元のあまりの低さには耳をふさぎたくなる。
あ、そうか・・・やってみるか。いま、ある「瞬間」が宿った。