好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

ゴツゴツ煮

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NHKタワー、じゃなく、その前に広がるカボチャ畑、今朝の結構な雨に濡れて生き生きとして気持ちがいい。なんと平気で道路までつるが伸び放題。道路の方こそがカボチャ畑に割り込んでる。あそこから、恐竜が現れたら、ジュラシック・ワールドだな・・・お、こんなこと言ってられん。
朝からお客が続いたが、ピタリ知人の予約の時間に到着。今日はどこへ?甲子園です。おっ、大阪、興南高校か!いよいよ明日は興南vs石見(島根)ですね。頑張って応援よろしく。

イメージ 2先月の新記録が今月もまだ続いてるみたいだな・・・。ま、いつまで続くか分からんけど、ツキが終わるまではそのまま伸び放題でいいか。昨日、2時間ゴツゴツ煮込んだ「軟骨ソーキ」。
広島、長崎原爆の後、日本が降伏宣言しなければ、沖縄の次は九州宮崎が戦場だった。こんな季節だったんだな、70年前の記憶のゴツゴツ煮。

余談だけど・・・
琉球に三大歌人というのがいた。その中の一人、吉屋(よしや)チル。
8歳の時田舎から「食い扶持(ぶち)減らし」で「比謝橋(ひじゃはし)」を渡って那覇遊郭仲島に売られた。当時の遊女は読み書き、芸、詩と教養高く磨かれた。それでだろう、彼女も大人の女性(16歳くらい)になるとその詩の才能が開花した。彼女のよく知られた歌の一つに、
<流れゆる水に さくら花浮きて 色美(ちゅら)さぁてど 掬(す)くて見ちゃる>というのがある。一瞬の水の清らかさと花の美しさを表現した、きれいな詩・・・と取ってる人も多いと思うが、遊郭で自分を<一粒の粟(あわ)>と詠った彼女の心情が隠されている。<自分はもうこの清らかな水や花にはもどれない・・・>と。19歳で亡くなった。