好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

戦後70年

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思わず隣りの個人タクシーに目が行った。??なんじゃ、鉢植えだらけ。おいおい、大丈夫か・・・車検通るか?阿保か!(笑) 盆栽好きな白髪混じりのおじさんかな・・・おっ、運転手が戻って来た。・・・パンチパーマ・・・だまってたら、どこかの組の者だ、ハハッ。

今日は沖縄は「6・23慰霊の日」、いわゆる「沖縄戦終戦記念日」だ。70年前の4/1の米軍本島上陸から3カ月後、日はあらたまって6/23になっていた。月はまだ西の空に架かって、そろそろ夜が明けかかる午前4時過ぎ、日本軍司令官牛島中将と長参謀長が南部の果ての「摩文仁(まぶに)が丘」の洞窟前で自決、実質沖縄戦終結した日。古来の切腹の儀式にのっとって、部下の介錯を受け、のち、首は部下が抱きかかえて手りゅう弾で自爆(その場にいた複数の生き残りの証言)。
空港のタクシー待機プールでは20台はいたかと見える白バイ隊の待機、摩文仁が丘の平和記念公園では首相、知事参列での式典、夏の甲子園予選大会では黙とう、全島学校は休み・・・今日は沖縄のカレンダーだけは祝祭日だ。
ま、でも、こんな大騒ぎしてるのは沖縄だけだというのはわかってますよ(笑)。自分の身に降りかからないことは、どうしてもよそ事になってしまうのは世の常だ。
しかし、戦後70年、鉢植えで埋められた運転席をみると、世は確実に変わったなぁ。