好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

夢の跡

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琉球三山時代の一つ、南山城跡。糸満市の山の中。暑い!蝉の声一つ聞こえない。兵(つわもの)どもが夢のあと、だな。
唐突だが、叔父の小説「思五郎(玉城朝薫のわらび名)が行く」を思い出した。もうすぐ読み終わるが、最後に衝撃の事実が。組踊「手水の縁」(組踊唯一の恋愛劇)は玉城朝薫の一番弟子の天才平敷屋朝敏(へしきやちょうびん)の作と世間一般には言われてるが(専門家の間で今でも意見が分かれている)、これは玉城朝薫の作で疑いようがない、との理路整然とした解明・・・衝撃だな。いやぁ~、平敷屋朝敏の天才ぶりをも、とくと綴(つづ)りたいところだが、ここでは詳細は省く。
昔読んだ「猿丸幻視行」(井沢元彦著)を思い出した。<奥山に もみじ踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき>の柿本人麻呂が伝説の歌人猿丸太夫と同人物だったという、理路整然と解明した推理小説だ。
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南山城址、城内にはガジュマルの木が生い茂っている。長年かかって大きく成長したガジュマルの木々だ。年輪・悠久の時代がしのばれる。