好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

紙一重の運命

「Sapphaire Princess(サファイヤ・プリンセス)」の待機までちょっと時間があるな。ということで、「喫茶ASANO」で時間までコーヒータイム。なんだったかな、きっかけは忘れたが話がなんとなく「運命は紙一重」の話へ。それで昨日の荒崎海岸で自決した教師と学徒9名と、生き残った学徒2名の話しへ。
「えっつ、第1外科壕のひめゆりの学徒って?ひめゆりって一つじゃないの?」という質問が気になって。南風原(はえばる)の陸軍病院(黄金森)は第1外科壕、第2外科壕(内科)、第3外科壕(感染症)に分かれていてひめゆり看護隊はそれぞれ分散配置されていた。首里の陸軍本部陥落後、南風原陸軍病院も南部へ撤退。南部で見つけた壕にそれぞればらばらに配置した。山城病院本部壕、伊原第1外科壕、糸洲第2外科壕そして今「ひめゆりの塔」のある第3外科壕だ。
荒崎海岸の集団自決はそのうちの伊原第1外科壕から撤退した学徒たちとその引率先生、ということだ。ふぅ~、以上。
伊原第1外科壕と糸洲第2外科壕の写真を載せよう。「ひめゆりの塔(第3外科壕)」と違って、観光客もめったに来ない農道の奥の畑の中にポツンとある。
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糸洲第2外科壕↓
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そろそろ待機に向かう時間だな・・・おっとミチコのお母さんがきた。これでまた話が盛り上がった。だいぶ遅れて、「いくらなんでも、じゃ、そろそろ待機へ行くよ。」、「きっといいお客さん(長距離)がついてくれるよ」と送り出された。そう、早く並んだからと言って、いいお客が付くとは限らない。
自分の番が来た。台湾のベビーカーの若い夫婦とその父母のファミリーだ。案内の係員が窓越しに声を掛けてきた。「北谷(ちゃたん)のアメリカン・ビレッジまでお願いします」 ・・・唖然、長距離だ。運命は紙一重