好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

楽しきとは

暇~、暑さのせいか街を歩く人の姿が少ない。ミズスマシのような空車ばかりがやたら目立つ。しょうがない、ちょっと早いけど空港へ待機するか。叔父(与並岳生)の小説「島に上る月」(沖縄戦史)全8巻中、5巻目がもう少しだ。しかし・・・これだけ戦場をリアルに書くには膨大な日米の資料(公文書)、生き証人の証言、遺言等・・・を緻密に調べないと書けないと思う。
ちょっと先の話だが、6月に石垣島を訪ねる予定がある。最終の行き先は竹富町に属する小島「黒島」だが、そこに渡るには必ず石垣市には寄る。10名ほどの知人たちとのグループ旅行だからあまり勝手な行動は出来ないが、・・・行けるかな、ぜひ訪れたい場所がある。今はただの広々とした草地になってるようだが、「旧陸軍白保飛行場跡地」。米軍沖縄本島上陸後、鹿児島知覧からの神風特攻隊が飛び立つ前に、隊長石垣出身の伊舎堂大尉(当時25歳)率いる10機が飛び立った(伊舎堂隊)。沖縄出身の神風特攻の最初の隊員、慶良間諸島の海に散った。飛び立ったのがその石垣島の白保飛行場だ。県立第二中(二中)-母校那覇高の卒業生ということもあるが・・・。
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彼のいわゆる辞世の句も残されている。
<折りつ待ちに待ちたる機ぞ来たる 千尋ちひろ)の海に散るぞ楽しき>
信じられるか・・・<楽しき>。