好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

光と影

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そういえば昨日の空港から乗せた彼女(茨城から)はうまくいっただろうか。「友人の結婚式で、友人代表の挨拶もするんですよ。沖縄は修学旅行以来で、右も左もわからないので」と乗り込んできた。糸満市のサザンビーチ・ホテルへ。挨拶で、あがらないコツを教えましょうか。

センバツ開幕か。選手の足並み手振りの揃った行進を見てると、70数年前の学徒出陣(雨の東京国立競技場)の行進映像とダブる。ま、ちょうど今『島に上る月(沖縄戦全8巻)』(叔父与並岳生(よなみたけお)の著書)を読んでるからだろう。その学徒出陣壮行会は20歳以上の男子学生(翌年19歳に引き下げ)の徴兵だったが、沖縄戦では沖縄の今でいう高校生(17歳~)が熱血勤皇隊(男子)やら女子看護隊などで戦場に投げ出された。
「今、野球ができる喜びに感謝して・・・」か。時代だな。 どんなスターがかくれているか、楽しみだ。
NHK朝連ドラ「マッサン」もニッカ創業者竹鶴政孝とスコットランド妻リタがモデルのドラマとは何度か書いてきたが、当時ちょうど戦争時期を過ごしたお二人の場面も終わったところ。そのブランド「竹鶴」が2年連続世界最高峰ウイスキーの称号を獲得のニュースも。時代だな。なんとなく、嬉しい。断崖から寒風を受けて眺めた遠い遠い田舎のスコットランドの海を思い出す。
光と影か、光が強ければ強いほど影は濃くなる。逆もしかり、陰が深かったほど、光はよりまぶしく感じる。遠くに来れば来るほど、故郷を懐かしく思い出す。あんちくしょうと思ってた憎たらしい顔でも、遠くに離れてみると、あいつでもいいから今ならそばにいてくれてもいい、と感傷的になる(笑)。それが、日常の生活の中でも「あ、そうだ」と感じられるようになるのが、旅から得る恩恵だろう。
えっ、上がらないコツですか?心をこめて祝辞を何度も読み練習をするんです。こんだけやったんだからもう大丈夫と自分に自信をもたせるだけ練習するんです。自分には嘘つけないでしょ。そんな時はもし失敗しても納得できるもんですよ。近道はないですから、ハハッ。光と影です。