好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

悪魔の罠

イメージ 1シーサー。大昔から続く、見えない悪霊から守るタリズマン(守り神)の一つ。シーサーはオス、メスのペアーで、口をあけてるのは悪霊や不幸、負のエネルギーを撃退する役目、口を閉ざしてる方は幸せを呼び込み逃がさないように閉じ込めておく役目。と、沖縄の人は常識として知ってる。
 
悪魔の罠で有名なのが「タバコと悪魔」(芥川龍之介)。
悪魔が育てたタバコ、その花が咲いた頃近くを通った牛飼いが「めずらしい。これはなんの花ですか?」と聞いた。 悪魔は答えた。「金の成る木ですよ。もし当てたら、この畑をすべてあなたにあげましょう。ただし当てきれなかったらあなたの魂をいただきますよ。」 牛使いは賭けを買って出た。夜中畑に牛を入れ思い切り畑を荒らさせた。悪魔が飛び出してきた。「こら~、俺のタバコ畑になんてことしやがる!」 それを影で聞いてた牛飼いはまんまと賭けに勝った。悪魔は、大いに悔しがり畑を牛飼いに譲った。牛飼いはこのタバコを大々的に売り出し大儲けした。
あれっ、・・・悪魔がなにかつぶやいている。「フッフッフッ・・・これで人間界も滅亡だ。」
 
「犯罪の影に女あり」とよくいわれるが、「世界の紛争の影に石油あり」といっても過言じゃない。(これ、話すと長くなるから、省略) 石油 の原価がどんどん下がって、ガソリン価格もどんどん下がって消費者は大助かり?とんでもない!アメリカのシェールガス産業を壊滅させなければ死活問題になる石油産油国の追い詰められた窮余の策だ。これ、非常にヤバイよ。・・・つい、悪魔の罠を連想した。シーサーでも太刀打ちできないかも。