好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

おばあちゃんの話

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2015年初の満月と夜釣り人。
知人の中部宜野湾までの予約に向かう。知人が91歳になる年老いた母をお姫様抱っこで連れて来てタクシーの後部座席に座らせる。風呂場で転んで歩けなくなったという。お二人の会話がほのぼのとしていてこっちもつい話しに加わる。なんせ、琉球歴史がよみがえってきたような生き生きとした内容で、とても91歳とは思えない。
「安里に<かんだ川>という名前の川があるんだよ。サツマイモを広めた儀間真常が芋の茎葉を首里に運ぶ途中で茎葉が枯れないようにそこの川(沖縄で川というのは湧き泉のこと)で洗ったさ~。かんだ川で洗ったから芋の葉を<かんだば~>というさ~」、「ここの<てだこ祭り>は有名だけど、<てだこ>と言うのは太陽の子と言われた天祖王を祝う<てぃーだ(太陽)子>の祭りの事さ~」、「<浦添ようどれ>はある王様が亡くなって、あ~ぁ、これで世も終わりという意味の<ゆうどぅおわり>の<ゆうどれ>さ~」 ・・・他にもいろいろ聞いたが、メモできなかった。あ、第2尚氏王統を築いた尚円王、若き日の金丸、の話もあった・・・ま、これ以上書くのはよそう。
あの~、沖縄の人じゃないと、なんでこの話がおもしろいか分からないと思うけど・・・(笑)。
 
年明け早々、また浦添市役所からセミナー講師依頼が来た。前回と同じように浦添市在住の「スーパー・コミュニケーショナル・スクール」の将来を担う若者たちに琉球王国歴史と沖縄戦を2日間に渡って英語でレクチャーする。今度は2期生相手だ。・・・去年の1期生向けの講義が、ま、そう評判が悪くなかったということかな(笑)、ホッ!しかもいきなりの3日後だ。あちゃ~、さて、頭を英語モードに切り替えるか。
しかし、91歳のおばぁちゃんの琉球の話、もう一度じっくり聞きたいなぁ・・・。