好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

秘すれば花

TV大河ドラマ「軍師黒田官兵衛」、完。日本歴史の天下分け目のドラマを垣間見られて面白かった。つい最近亡くなった高倉健座右の銘は「諸行無常」、彼の言葉に「行く道を精進し、忍びて終わり、悔いなし」という書き残しがあったと知ったが、官兵衛のドラマにもちょっとそれを感じた。
 
イメージ 1次のドラマは「花燃ゆ」か。吉田松陰の妹が主人公らしい。松陰語録は今でも多くの人が座右の銘にしてるのも多いと思う。世田谷の若林に松陰神社がある。世田谷線玉電)で行ける近所だった。通勤の途中でたまに寄っていた。伝馬町(荒川区)で処刑されたあと、墓の改装でこの地に埋葬されてる。
今でも覚えてる、彼の辞世の句がその神社にある。わずか30歳で斬首刑にあった彼が母親に送った手紙だ。
「親思う 心に勝る親心 今日のおとづれ なんと聞くらん」 
最初はパズルみたいな文言で意味がぱっと分からなかった。ちょっと考えた。ああ。こういう意味か。死んでいく自分を親はどんだけ悲しんでるだろうかと心残りだが、いやいやそんなもんじゃない。そんな、子供が親を心配する以上に、親の悲しみは計り知れないもんだ、と。
このブログの副タイトル「秘すれば花」も、こんなところの影響を受けている。「花燃ゆ」も楽しみだ。