好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

とまりん」までどれくらいかかりますか。朝7時過ぎ国際通りで乗せた関西訛りの若い女性。この時間帯なら5分で行ける。「これから粟国島へ行くんですよ。」 ほぉ、またどうして粟国島へ?「誰もいない島に行ってみたかったんです。人はいますか?」 そう言われても、私も行ったことないんですよ。(観光ガイド資格もそこまでは詳しくない) 昔はいわゆる「島流し」の島だったからね(と、聞いたことがある)、千人もいないんじゃないかなぁ。「粟国の塩」は有名だね。まだ時間は早いんじゃない?たしかいつも10時頃に出ていきますよ。いえ、なんか今日は2便出るそうで朝の便が8時だそうです。そうか・・・台風で荷積みに遅れがでてるんだろうね。
誰もいない島に行ってみたいか・・・人は、なぜか、無人島というかまだ人に荒らされていない自然が残されてる島に憧れる。
 
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8時過ぎ、えっつ、なんだこの船は。たまたま通りかかって気がついた。予定外の客船が接岸している。待機プールには数台のタクシー。とりあえず中に入れてなんなのか調査。みなさん、誰も事情を知らずにとりあえず待機してるようだ。船名を調べる。「The world」船名の下にNASSAUの文字。バハマの首都名だ。アメリカの船会社所有。なんと世界でただ一隻の「船上分譲マンション」だ。最高部屋の価格が9億円・・・億ション船だ。一体どんな連中がこんなマンションを購入するんだろう。部屋所有者(マンション自治会)で次の行き先を決めて世界中を移動している・・・遊牧民だ!(笑)
ドライバーの皆さんに調べた範囲を情報として教える。どうする?金は持っていそうだな・・・あれこれ雑談が始まる。ま、それぞれ好きに想像して、私は抜けますと早々に待機場を離れた。4.2万トンの豪華客船の割には最大乗客数がたった390人だ。これは、観光目的の船ではないと判断。
あとで10時過ぎ頃寄ってみたら、タクシー待機場はもぬけのからだった(笑)
誰もいない島に行ってみたいか・・・旅はいずれ「帰る場所」があるから旅ですよ。