好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

かりゆし

昨夜は宴の帰り道「ボールパーク」に顔をだした。みんな将棋大会でにぎやか。参加したかったが、ほろ酔いでそれどころじゃない。帰って寝よう。
言葉(日本語)って難しい。原価のいらない媚薬だ。微妙にあいまいに甘く使えば武器にもなるけど、その裏には必ず「毒」(ならかの意図)もある。ただ、「語るに落つ」といって、言葉はその人自身をさらけだす怖さを秘めているのが救いだ。どんな巧妙な言葉も素人(しろうと)の悪意の意図はすぐバレる。
 
アロハシャツはハワイだけど沖縄のそれは「かりゆしウェア」という。結婚披露宴では、そうだね、ざっと見て出席男性(高齢者が多い)の8割はかりゆしウェアだったと思う。沖縄の夏は官公庁や銀行、航空会社や旅行会社、ホテルのカウンターなどはかりゆしウェアが制服とおもっていい。
「かりゆし」というのは「めでたい」という意味だけど、「かり(勢い)」と「ゆし(集まる)」からきている。かりゆしホテルグループ(今は商標登録権をもってる)が起源でそれが広まって使われるようになった。ユウが宿泊したあの泊にあるホテル「かりゆしアーバンリゾート・那覇」などを経営している会社だ。
 
イメージ 1「ゆし豆腐」、メチャ美味しい。沖縄に戻って、自家製豆腐を売りにしていたレストランでも働いていたことがある。絞った大豆(豆乳)をお湯で煮詰めるけど、にがり(凝固剤)をいれると豆乳が固まって徐々に集まり始める。その固まりを箱に入れて圧入すると豆腐となるけど、その前の集まってきた豆腐の状態を「ゆし豆腐」という。内地で言う「そぼろ豆腐」だ。そう、その「ゆし豆腐」の「ゆし(集まる)」と「かりゆしウェア」の「ゆし」は同じだよ。
言葉って、おもしろい。「言葉足らず」は誤解の元で殺人まで起こすから怖い(笑)