好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

ミニ観光ガイド

「県立博物館までお願いします」 はいよ・・・なんか緊張してるお客さんだな。到着~・・・れっ、Closed(閉館)の看板。「どうしますか?」、男性2人と女性1人のお客さん。女性が案内役の役目のようだ。「あの~、何処へ行ったらいいか・・・初めてなもんで・・・運転手さん、どこか静かに海をながめられるところ知ってますか?」 ほいきた、お任せ、今日は私のタクシーに出会って良かったという日にしてあげますよ。「私が個人的に落ち着ける場所でいいですか?海も綺麗ですよ」、「はい、お願いします」
聞くと埼玉所沢からだ。初めての沖縄らしい。「できるだけ史跡がある場所を通って簡単なガイドをしてあげましょうね」 松山(沖縄随一の繁華街)、福州園(中国庭園-久米36姓の歴史)、松山公園(旧制第2高等女学校-白梅看護隊の悲劇)、波の上宮(沖縄の新一ノ宮指定宮)、辻(沖縄一の歓楽街)・・・「うみそら公園」到着~。
「1時間後にまた迎えに来てくれませんか?」、「了解!」
 
イメージ 1「どうでしたか?」、「いやぁ~、海が綺麗、船も通るし、飛行機も、空港が目の前にあるんですね、ほんとにのんびりできました。素晴らしいところですね。」と。「どこかお土産店のいいところありませんか?」、「特に、何というのは?」、「サーターアンダギーとか・・・」、「では、沖縄一美味しい店に連れて行きましょう」 
おばちゃん、お客さん連れてきたよ~。「うなりざき」
こんな路地裏に。有名人のサイン紙が壁いっぱい。「あっ、これ巨人軍の?」、「ええ、宮国投手ですよ」 どうも熱狂的な巨人ファンらしい。よかった。
「観光バスで首里城見たあと夜食事に行きたいんだけど、いいお店ありませんか」、「・・・あの~、私が昔やってたお店でいいですか?ちょっと待って・・・この紹介状を店の人に出してください。サービスしてくれますよ」と<月の魚>の料理長の名刺をあげた。
帰りは<外人墓地>を通って。ペリー上陸の碑。「ペリー黒船は浦賀に行く前にここ那覇に上陸したんですよ。もともとは唐人(中国)のお墓だったけど、ベトナム戦争で多くの米兵が亡くなってここに一緒に埋葬されたんですよ」
 
集合場所到着~。「お疲れさん。夜も楽しんで!」、「有難うございました。おかげで予想外の素晴らしい一日になりました。あの、これ」と千円札を差し出す。いやいや、いいんですよ~・・・しょうがないなぁ~、(若かりし頃恋人がいた)埼玉に免じて、頂いておくか(笑)。暑い一日も終了。