休日の過ごし方

「金城さん、お早う～」、若狭ﾊﾞｰｽ待機場のﾌｪﾝｽ越しに話しかける。「おおっつ～、悪かったね～朝早くから電話して。姿見えなかったからさ～」、「いやぁ～、土曜休日出勤の届出を出すのを忘れてね。これ、昨夜作った天ぷらだけど、朝飯に食べて」、「いやぁ～天ぷらね～ありがとう。どこ行くの？」、「壁ﾃﾆｽ。ｺﾞﾙﾌは金かかるし、バスケは人手がいるし」　金城さんも現役の時はバスケをしてた。　

今朝は７時に「Sun Princess」が入っている。顔なじみになった他のﾄﾞﾗｲﾊﾞｰ達も寄ってきて「なんね～、今日は休み～？」　ははっ、朝の仕事抜きの会話はまた新鮮なもんだ。

 

「岸本さん、おはよ～」、「おおっ、なんね～今日は休み？」、「休み～。足腰が弱ってるから壁テニスで汗流してきたさ～」　那覇随一の歓楽街、辻の朝の土曜は昨夜からの遊び客の朝帰りで忙しい。あ、ちょうどお客だ。街路の先のお店のスタッフが客が帰るときに手を振って合図する。「じゃ、頑張って～」、「おおっ！」

 

「潮崎さん、おはよ～」、「あれっつ、今日は休みね～」、「すんません、休ませてもらってます」、「どうしたの、汗かいて」、「朝のﾄﾚｰﾆﾝｸﾞで壁ﾃﾆｽいってきた。ほら、あそこの空港行き専用道路の下の橋げた、最高の壁テニスの場所だよ。東京にあんなのがあったら朝から場所どりで列作ってるよ(笑)」　待機ﾌﾟｰﾙに入りきれなくて近くの道路脇で待機中だ。「そこの弁当屋の前は空けとかなくちゃﾀﾞﾒだよ。そこがいつもﾊﾟﾄｶｰに通報するんだから」

 

あちこちに、仲間がいる地元。