好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

ローカル・ニュース

 
今日は4・28、と言っても沖縄以外の人は知らんだろうな。第二次世界大戦終結の区切りとして勝者の連合国と敗戦国の日本との間でかわされた「サンフランシスコ講和条約」(1951年)、ま、歴史好きの人はそれくらいは知ってるだろうが、4・28はそれがその翌年実効された日だ。はぁ?だからなにと思うよね。それが沖縄では「屈辱の日」として知られているからだ。沖縄を米国統治下に置いたままの「日本主権回復の日」、冗談じゃねぇということだ。今に続いている沖縄問題のスタートの日、けど、完全にローカル(地方)のニュースだ。
 
30年も沖縄を離れていて、その「屈辱の日」を東京で耳にしたことはない。戻って10年たったけど、今でもそのブランクを埋めきれない温度差がある。小さなことだけど東京にいると沖縄出身が活躍すると、ほぉ~うちなんちゅも頑張ってるなとわかる。いわゆる「全国区」はわかるが、沖縄に戻ると「え~、こんなことも知らんのか」と度々言われる。いわゆる、沖縄にいる人たちにとっては沖縄の全ての出来事が「全国区」になる。知らない方が「田舎者」だ(笑)。ま、その温度差をおもしろおかしく楽しんでるけどね。
 
沖縄のおばあちゃんが、老人ホームに転居した。いずれ誰もがたどる道だからしょうがない。強おじちゃんと洋子おばちゃんやジャスミンたちに任せっきりで自分はなにもできなかった。昨日は叔母(おばあちゃんの姉)が亡くなった。故郷にいると、全ての出来事が身近な「全国区」のニュースになる。