好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

廊下

あちこちに真新しいランドセルの新1年生が正装服姿の両親に連れられて歩く姿。なんとも、遠い昔が突然目の前に現れてくる。今日は街が花ざかりだ。こんな日はまったくのんびり流す。不思議とお客さんも付いてくれる。空港も2回だ。
そうだ、花を届けてあげようか。Reeが20周年記念と聞いていた。フッツフッツ、あそこに・・・コチョウランが所狭しと飾られていた。「貸して」とメールしたら、「いつでもどうぞ」と即返事が。助手席と後部座席に詰め込んで、配達だ。タクシーなのか花屋なのかいい加減なもんだ。
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エレベーターで4Fへ。もちろん誰もいない。静かだ。
<戦争が ろうかの奥に 立っていた> 知る人は知る、渡辺白泉の名俳句だ。こんな時だ、体が震えるほどの実感をともなってくる。別に恐怖の話をしようと言うのではない。そっと、コチョウランをドアの前に置く。エレベータの方へ戻る。自分の靴音が廊下に響く。えっつ?・・・確か、今後ろで、別の足音が・・・。