感動

しまった。ほんとにわずかのあいだ店に戻って川岸にもどると釣竿が倒れている。あわてて釣り糸をあげるとｽｲﾍﾞﾙの先から道糸が強引に引っ張られたように(切れてはいない)持って行かれている。あ～、逃した魚は大きいというが、こればっかりは知る由もない。釣り糸を新しく付け直してあとはじっと川面をながめていたが、ﾋﾟｸﾘともしない。そろそろ競馬がはじまるか・・・今日はこれぐらいにするか。沖縄に戻ってからはじめての十数年ぶりの「釣り」、ずっと自粛していたが、静かにいいようのない嬉しさがじわじわこみ上げてくる。

 

「なんで世界4位(去年の凱旋門賞4着)が2番人気なんだろう？」と、勝ったｷｽﾞﾅの武豊騎手のｺﾒﾝﾄ。ｴﾋﾟﾌｧﾈｲｱ(去年の菊花賞馬)に1番人気をもっていかれたことが全く理解できない様子で苦笑いしまくりだった。ま、どっちも強いのはわかるからﾌｧﾝも悩むんであって、5ヶ月もの休養明けを各馬がどう過ごしてきたかは関係者以外は知る由もない。終わってみて初めてため息をつくだけ、これが競馬だ。勝つ馬がいれば負ける馬がいる。戦いは長い。

 

昨夜は、どうしたのか、嬉しかったのか、なにか定年退職という区切りを迎えてなにか目に見えない先行きに多少の不安でもよぎったのか・・・珍しく酔ってましたね。言葉に言い表せない何かがあったんだろうが、こればかりは知る由もない。こんな夜があってもいいけど、定年なんて、感傷はいいが、先はまだ長いんですよ(笑)。しかし、甲斐甲斐しい旦那、ほんんとにいい夫婦だねぇ～。