好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

寒い夜のミステリー

朝薄暗い中、真っ黒いコートにハンフリボガード風のハットの中年男性客が路地から出てきた。「首里まで(中距離)頼む」 こんな時間にこんな路地から、・・・つい小説のネタを探す。もどってまた地元を流す。若い女性客が道端に。ま、前の空車をそのまま行かせたから、タクシー待ちじゃないんだろう・・・そのまま通り過ぎるか、おっとと、自分の車に手を挙げた。そこはさりげなく素早く車を停車させる。「すみません、首里の桃原までお願いします」 唖然・・・また首里か。行ったり来たり。
こんな調子で午前中のノルマは早々と突破。そうなると午後はたやすい。今日はとっておきの穴場を知ってる(去年の経験からだ)。確定申告の最終日、いざ、会場へ。そう待たずに、ピストン輸送に近く3回連続でお客さんを乗せた。あれっつ、うち2回はまた首里か(笑)。行ったり来たり。
 
イメージ 1沖縄には雪がないからこんな小説はピンとこないか。ある雪の夜に家路をたどる男が、雪道で誰かの足跡がふっつり消えているのに出くわす。はて、周りは雪一色。この足跡の主はどこへ。推理すればするほどミステリーが深まる・・・。
ま、冗談はさて置き、推理小説好きから言わせれば、答えはたやすい。
行ったり来たり、行った道をそのまま途中から後ろ向きに戻っただけだ。そんな暇人がいるかって?さてさて、こんな暇なブログを書いてる暇人もいるからな、ここに(笑)。