好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

相対性理論

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朝7時接岸か、早いな。奄美大島の北東にある喜界島からだ。Pacific venus、れっきとした日本船籍。土曜日だし、人が動きはじめるのは遅い。ここのところ流しても客から見放されてる日が続いているし・・・よし、いきなり待機だ~! ・・・2時間後、ようやく自分の番が来た。
イメージ 2「飛行場までお願いします」
「今日は、喜界島からですか?」
「いえ、実は昨日は波が荒くて、結局奄美大島からなんです。・・・沖縄は久しぶりだからゆっくりしたかったけど、これから仙台へ行かなくちゃならないから、残念」
「どういうお仕事されてるんですか?」
聞くと、この船も仕事で乗り込んでいた、フルート奏者だった。自分も旅先のインドで仕入れた安物の竹製横笛を従姉妹の結婚式で無謀にも吹いたことがあるんですよ・・・という話から横笛の音楽談義で、あっという間に空港到着。もしかしたら、有名な人だったかも知れないが、ここは、一期一会・・・。
 
さて、あと、どうしよう。ついでだ、国立公園になったばかり慶良間諸島の高速船を待機するか。1時間後の渡嘉敷高速船はだめ、その30分後の座間味を待つ。荷物いっぱいの乗船客が前の2台に乗り込んで行った。さて、自分の番・・・手ぶらのおばちゃんが恐る恐る近寄ってきた。「近くですが、いいですか?」、「どうぞ~!」 ・・・えっつ、前島・・・歩いても行けなくもない距離だ。まさか・・・1時間半も待って。しかし、顔色ちょっと悪いし、船酔いでお疲れの様子も・・・顔は笑って、しかし気持ちはがっくり・・・やっぱり、まだ見放されているか。
ま、いずれツキはくる。気持ちを切り替えて、アインシュタインの相対性理論からいくと、世の中の質量は必ずプラス・マイナス・ゼロでバランスがとれてる。方程式は、http://upload.wikimedia.org/math/7/3/3/733a1857c551ba67e3f9edf771a9efd6.pngだ、ざまあみろ~、来るならきやがれ~。ふうっ、すっきりした。
(エネルギー(E) =質量 (m) ×光の速度 (c) の 2 乗ね)
 
と、午後から雨足がだんだん」強くなってきた。行く先々で手が上がり始めた。来た~。久しぶり・・・やったぜ、土曜出勤が無駄ではなかった。