好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

忘れられないX-マスイヴ

若手の管理職といったところか、乗り込んで行き先を告げ終わるやいなや携帯を取り出して話し始めた。「・・・ん、こういう時だからこそ朝礼は必ずやって・・・朝の体操は飛ばしていいよ・・・先方には俺から電話しとくから・・・」「あ、どうも、○○です・・・は、ひとつお願いがあるんですが、ドレーの手配を・・・はい、それはもう出来るだけでいいですから・・・ブッキングが、はい・・・お願いします・・・」
懐かしい。ドレーだのブッキングだの。つい声を掛けたくなった。「お客さん、配送で問題ですね」、「ええ、暮れでどうにも手配が間に合わなくて・・・」 自分も同じような問題を幾度も経験してきたから車中はついつい暮れの忙しさのあれこれの話しがつきない。
イメージ 1
 
イメージ 2降り際に「すみません、領収書をお願いします」 はいよ、・・・日付を記入していて初めて気がついた。12月24日・・・「では、頑張って・・・いいクリスマス・イヴを」、はっつとして「どうも・・・」 彼はX-マスイヴどころではないようだ。
結婚式場「モーリアクラシック」のちょうど真後ろの運送会社だ。車を降りてしばし周囲を散策。へぇ~、こうなってるのか。空き地にはジャリやらペンペン草やら。海側には9番バースのガントリー・クレーン・・・後ろ側からながめるのは初めてだ。
 
イヴか・・・個人的にはもう特に感慨がある歳でもないが、・・・猪瀬都知事、本日イブに退職、自民都議会派への最後の挨拶周りも拒否され、花束も音楽もなく、知事局詰めの職員だけの寂しい見送り。きっと、忘れられないイヴになったろう。